ミニマリズム、ウルトラモダン、そしてタイムレスを表現したゴールド×ブラックのストリームライナー

2022.08.24

H.モーザーから、自社製自動巻きキャリバーにフライングトゥールビヨンを搭載したレッドゴールドケース&ブレスレットの新作モデル“ストリームライナー・トゥールビヨン ベンタブラック®”が発表されました。

ストリームライナーのコレクションは、これまでオールステンレススティール素材のラインナップとなっていましたが、今回の新作ではストリームライナーの特徴であるクッション型ケースと連結式リンクの一体型ブレスレットにレッドゴールドを採用しています。ポリッシュとサテンの異なる仕上げによって、高級感と美しさが際立ち独特の魅力を放っています。そして、ベンタブラック®ダイアルの深みのある黒によって、さらにポリッシュ仕上げのラインと縦方向のブラッシュ仕上げが交互に施され、5N レッドゴールドケースがより強調されています。

H.モーザー社は、インデックスを文字盤の裏側から固定することで、革新的な素材であるベンタブラック®の特性を巧みに生かし、文字盤上からインデックスが現れたり消えたりするように見えるという極めて高難度な技術を実現しています。ベンタブラック®の黒よりも黒い素材を文字盤に採用することで、レッドゴールドの光が貫くインデックスは、異なる素材の組み合わせで独特な文字盤のデザインとなっています。カーボンナノチューブを並べた構造で、光の粒子が ベンタブラック® に当たるとその 99.965% は吸収されてしまい、人間の目で対象物を認識するには光の反射が必要なため、ベンタブラック® は物質が存在しないものとして認識されます。このベンタブラック®の素材を適切に加工するにあたりH. モーザー社であっても再度、構造を整備しサファイアクリスタルで完璧に保護する特殊な工程を開発する必要がありました。

そして、まるでブラックホールに浮かんでいるかのようにミニッツフライングトゥールビヨンと、視認性に優れたグロボライト® の時針、分針によって時を刻んでいます。H.モーザーの自社製HMC804自動巻きキャリバーは、系列会社である Precision Engineering AG で設計・製造されたダブルヘアスプリングを備えています。この一対のひげゼンマイの組み合わせにより、拡張時の各ゼンマイの重心の動きが補正、摩耗が軽減、精度と等時性が大幅に向上し、完璧を追求し続けています。

新作のストリームライナー・トゥールビヨン ベンタブラック®は、高級時計の伝統的な複雑機構のトゥールビヨンと、天体物理学や航空産業の分野で用いられる革新的なコーティング素材のベンタブラック®の組み合わせによって、魅力が引き立っています。まさにミニマリズム、ウルトラモダン、タイムレスを体現し、最先端のテクノロジーと控えめなデザインの魅力を堪能できる新作モデルです。

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